茶室畳造作の注意点

① 畳の敷き方については必ず施主の注文を聞くこと。
② 茶室の畳は総目のりが原則であるが、巾3.15尺で目のりにならない。
  しかし点前するときに点前畳の下前が目のりになっていることが、
  特に要求される。
  巾寸法3.15尺を厳守した上で縁巾などを工夫して目のりに見えるように造る。
  又中敷きなどは割付を調整して目のりにする。
③ 炉畳の場合、炉の切る方が上前となる。
④ 床畳は一般の座敷と異なり、特に小間などには琉鬢表や紋縁は使用しない
 (藪内流の場合は紋縁を使用することがある)
⑤ 茶室の畳は黒縁の1寸巾が原則である。
⑥ 炉畳の1尺4寸の小縁には、止め糸は絶対にかけない。
⑦ 1枚の畳の中に炉を切る場合は半畳2枚にする。
⑧ 台目畳は必ず点前畳として使用される。