京都池内式 掛けシミズ法
掛けシミズ法 1
双方の対角線に寸法の差が大きく、向かい合う辺(敷居)の長さの差が無い、又は少ない時に(菱形のようなもの)、1枚づつ畳の框に寸法曲をつける方法です。この場合、下前縁の極端な寸法の差を消すことが出来ます。
向かい合う敷居の寸法差が少なく、対角線の差(シミズ)が大きい場合に曲消し法で畳を作ると・・・・下前の縁際に注目してください
掛けシミズ法 2
掛けシミズ率の計算方法 部屋の対角線)÷(1畳の対角線)÷(部屋の畳数)=掛けシミズの乗率 曲消し率と掛けシミズ率の各部屋の大きさによる乗率は以下のとおりです。
京間1帖の対角線 7.043尺
京間大目の対角線 5.678尺
3・6間1帖の対角線 6.7082尺 3.6間半帖 4.454尺
5・8間1帖の対角線 6.4846尺
掛けシミズ法 3 (特殊割り付け)
掛けシミズ法 4 (割り付け例)
寸法がすべて〇であって、シミズが1寸あるとします。
6畳の掛けシミズ率は 0.372
1寸×0.372 = 3分7厘2毛
この部屋の畳6枚にそれぞれ掛けるシミズは、3分7厘2毛。
注意:上記の場合、3.72は畳1枚に対して掛ける値であり、
その数値の二分の一が片框に掛ける曲ではないことに注意。