岐阜研修会(旅館 桝屋)

6月18と19日に開催されましたTTMクラブ研修会は、今回はいつもの色とは少し違いましたが、これも内容濃く終了しました。
今回の参加は12名。岐阜の高木君((有)たかぎ)が幹事で、店舗・工場の見学と特に販促に関する提案等が中心になりました。(有)たかぎの店舗は、数年前に大きなスーパーの横に新築されましたが、畳以外にも関係する小物の販売から襖やコインランドーまで、多角的な経営をされています。
4時頃から、800年前から旅館をしている関ヶ原中仙道沿いの「旅館 桝屋」にチェックイン。そこからの時間は、幹事の進行でそれぞれが畳業を営む姿勢から、顧客への気遣いに至るまでの確認をしました。今まで判っていても、言葉や文章にして改めて考えてしまうことも多くあり、今後の経営への考え方にヒントを得たと思います。
夜の12時頃からは、最近、熊本畳表への疑問について色々な意見が出ました。熊本県やJAが推奨している「ひのみどり」は、全国の畳屋の中で様々な意見があります。ブランドと言っている割に、表皮に問題あるものが多くあり、これが熊本のブランド商品でいいのか。また、「ひのみどり」を推奨する反面、在来種の存在が薄れている傾向を危惧する意見も多くあり、今後、熊本産地との交流も含めて協議しながら、あるべき姿を提案できたらということになりました。深夜3時終了。
明けて19日は、朝9時過ぎから観光ボランティアの案内で、400年前の関ヶ原の戦場跡の見学をしました。見学終了後、昼食を済ませ、3時前に解散しました。
いつものTTMは、殆ど技術の話ですが、今回は高木君のリードで改めて経営を見直す切欠となりました。