1月26日~27日 長崎県諫早市の「いこいの村長崎」においてTTMクラブ研修が開催されました。北は東京から南は沖縄まで参加人数、新人も含め32人。 今回は、会場に畳作業台2台置いて京都式の畳と関東式の畳の造り方を、比べるかたちで手縫い頭板入れの畳造りを研修して頂きました。また畳表は特別に動力中継ぎ表を使用し、参加者全員に裏面の髯のむしり方や、框部分の取り扱いも勉強して頂きました。
頭板の爪の取り方の違い。板締めの方法の違い。畳表の框部分の取り扱いの違い。口ござを入れて肘締めをする関東式に対し、口ござは入れずに裏から足締めをする京都式の違い。返し藁の入れ方の違い。框縫いの違いなど、多くの比較を研修され、又は体験されました。それぞれ針の進行方向による仕上がりの違いなど、双方の畳造りの違いの根拠を考え状況に応じて、畳の仕上げ方を考える基礎知識になったと思います。 夜学は午後10時から深夜2時まで。前日に福岡畳工業組合青年部の勉強会で私が講演した「職人目線でみる畳の歴史」の説明をしました。こちらのメンバーでも過去に説明していない内容も多くあり、興味深く勉…強してくれました。今回は特に若い新人も数人おられ、衝撃的なことばかりで、相当気疲れしたかもしれませんね。
今回の幹事をお願いしました長崎チームの皆さんには地元のイベントに続き、メンバーのために大変ご苦労さんでした。有難うございました。
次回のTTMは、久しぶりの「京都」です。次回もしっかり研修してください