東京研修
(東京都台東区民館)
9月24日~26日、東京の浅草にある台東区民館の特別会議室をお借りしましてTTMクラブ研修が開催されました。この場所は浅草寺の直ぐ東側横にある施設で、宿泊も歩いて2分程度のホテルを利用しています。
今回の参加人数は総勢29名。各地より集まったいつものメンバーに加えて今回新たに4人が加わりました。
今回のテーマは、六角形の拝座(礼盤)で、主に出雲大社関係の神社で使用されるようです。過去のTTMクラブでは八角形に挑戦して頂いたこともありますが、その後入会したメンバーも増えたことや、少し仕様を変えての課題としました。八角形の時にも挑戦したのですが、上面の各隅でひとつの紋に仕上がるように寸法調整を学習し、3人1組で造りました。この仕様は、日本中探してもあまり見かけないもので、挑戦した人にとっては、大きな自慢となるものです。各チームとも経験豊富なメンバーと経験の浅いメンバーとが共に協力しながら教え、教えられの畳造りはとても楽しい取り組みとなりました。
また、それと並行して今回初めての参加者には、基本となる二方縁の軾(ひざつき)と床の間の上敷きで、縦に芯を入れる所謂袷(あわせ)の上敷きに挑戦して頂き、細かな紋縁の寸法調整なども学習して頂き、彼らにも初めての経験の部分も多く、充実した研修となったようです。
真剣な研修に加え2泊目の夜に幹事さんが準備してくれた、隅田川の夜の屋形船での食事も心地よい風と、旨い酒に酔いしれ東京ならではの楽しい思い出ともなりました。その後も、浅草寺界隈の夜の街を楽しみ、2泊3日の研修が終了しました。
今回の研修も、いつものことながら幹事さんのおもてなしが充分に詰まった最後の最後までチームとしての余韻の残る研修となったようです。
参加された皆さん、お疲れ様でした。そして最後の最後まで楽しい企画など準備して頂きました幹事さんはじめ、当地のご協力頂いた方々には大いに感謝致しております。有難うございました。
さて、次回は奈良県で開催いたします。来年は2月に開催される「技能グランプリ」に参加されるメンバーも複数居られるとも聞いておりますので、TTMクラブは春以降になると思われます。